亜鉛は成人の体内に約2g存在し、主に皮膚や骨、肝臓、眼球、筋肉などに含まれています。約200種類以上の酵素の構成成分であり、大変重要なミネラルで
細胞の新陳代謝に欠かせない存在です。
髪・肌・味覚・免疫機能など体内の至る所に関わってます。
不足による代表的なのは以下のようなのがあります。
味覚障害
舌にある味蕾(味を感じる細胞)に亜鉛が必要
不足すると味が感じにくい、人より薄味に感じる
免疫力の低下
免疫機能に関わりある細胞に影響する。
不足すると免疫力が低下し、感染症にかかりやすく、自己免疫疾患にも影響する
爪や皮膚の異常
皮膚や粘膜、爪の状態を良好に保つのに役立ちます。
原因疾患のない、かゆみを伴う皮膚や慢性湿疹そして爪の異常や脱毛に影響する。
亜鉛は全ての細胞に含まれるので、肉・魚介・種実・穀類など多くの食品に含まれています。
偏った食事や、極端なダイエットにより亜鉛の摂取量が不足しやすく、食物繊維や青菜に含まれるシュウ酸や、食品添加物(ポリリン酸など)を含む加工食品やレトルト食品を多く利用することも、亜鉛の吸収を阻害するため不足を招きます。
さらに、お酒をよく飲む方はアルコールの代謝に関わる酵素に亜鉛を材料にします。
お酒を飲むことで体内の亜鉛が使用されるだけでなく、アルコールは尿中への亜鉛の排泄を促します。
これからの季節は旬である牡蠣やタラバガニ等が食材を食べられますし、お酒を飲む機会も増えていきますので、意識的に摂取していきましょう。
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