整体施術を受けるにあたっての注意事項や禁忌事項等

O脚・X脚

Q.整体の前後は食事をしてもいいの?

A.施術前後のお食事は1時間~1時間半ほど避けていただいた方がよろしいかと存じます。
施術前に食事をとることで食物の消化を促すため、胃を中心に内臓に血液が送られ、活発に働きます。
そこに施術による刺激が加わることで、場合によっては吐き気などの気持ち悪さを覚えることがあります。
また、施術ではうつ伏せになることも多く、満腹時は苦しく感じる方もいらっしゃいます。
施術後もお身体全体の血流が促されており、そこに食事(特に油っこいものや冷たいもの)を摂ることで胃腸に負担がかかり、お身体の調子を崩す可能性がございます。

Q.運動をするなら整体の前と後、どっちがいいの?

A.必ずしもどちらが良いとは言い切れませんが、それぞれのメリットとデメリットを十分に理解しておくことが必要です。
施術後は血流の促進と関節可動域が拡がります。
そのため、運動効果という点は高まることが期待できます。
一方で血圧も上がりやすくなるため、同じ運動でも疲れやすく感じたり、関節可動域が拡がる分、高負荷の運動ではケガのリスクが高まる可能性があります。
健康維持程度の軽めの運動であれば施術前後どちらでも大きなリスクはありませんが、ウェイトトレーニングや競技レベルの高負荷の運動は施術前の方が良いかもしれません。

Q.朝起きたら腰が痛くて動くのもやっとの状態です。この状態で整体は受けられますか?

A.ご質問の症状は急性症状にあたり、患部の炎症などが起こっている可能性があります。
整体における施術は、姿勢矯正、筋・骨格のバランス調整、慢性痛の緩和などには大いに効果を発揮しますが、急性症状による炎症を伴う痛みの改善には不向きです。
痛みが強く伴っている場合は患部への施術はもちろん、必要な動きや体勢が取れないことにより、施術そのものが大きく制限されてしまいます。
こうしたケースで痛みの緩和を最優先される場合は、整形外科などの医療機関の受診や整骨院などのご利用をお勧めいたします。
同様に足首の捻挫や腱鞘炎、四十肩などの肩関節痛なども痛みの発生直後は炎症が起こっている可能性が高く、整体施術において直ちに痛みを取り除くのは難しいケースが多く見受けられます。
急性期が過ぎ、炎症が落ち着いたにもかかわらず痛みが引かない場合などは、整体施術において改善の可能性は高くなります。

Q.整体を受けられない人ってどんな人?

A.下記の方が代表的な例として挙げられます。

【整体を避けた方が良い方】
・癌を治療中の方
癌の治療中の方は施術を受けることで血液やリンパの流れが促進され、癌の進行や転移の恐れがあります。
また、寛解された方でも医師にご相談の上、ご利用いただく方が賢明と考えられます。 

・骨粗鬆症の方
骨粗鬆症は骨密度が低下し、骨そのものが脆く、刺激に弱くなっています。
したがって、整体における手技により、骨折などのお怪我をされる可能性が高いため、
施術を受ける際には細心の注意が必要です。
骨密度が著しく低下している場合は施術そのものが難しくなるため、お断りさせていただく場合がございます。

【整体を受けるにあたり注意が必要な方】
・重度の高血圧及び癲癇をお持ちの方
施術により血流が促進され、一時的に血圧が上昇することが予想されます。
心臓に近い胸部から頸部・頭部の施術は刺激の強い施術は避けるなど注意が必要です。・重度の側弯症、腰椎後湾症の方
上記の方はご自身の体重を骨格によって保持することが難しく、周辺の筋肉などが硬縮することでバランスを維持している場合があります。
施術により筋肉が弛緩し関節可動域も拡がるため、施術直後に痛みを覚えたり、体の支えが利かなくなることがありますので、筋肉を急激に緩めたり、長時間の施術を受けるのは注意が必要です。 

・妊娠中の方
妊娠中も整体を受けていただくことは可能ですが、禁忌事項もあり注意が必要です。
妊娠初期は悪阻などで体調が安定しない方も多く、施術による好転反応が強く出る場合があります。
また、諸説ありますが、骨盤周辺やリンパ系、生殖部位に関わる反射区などは施術による刺激が胎児に影響する可能性が否定できないため、該当部位に対する施術をお断りさせていただく場合がございます。
上記のほかにも疾患(頸椎ヘルニア、頚椎症、腰椎ヘルニア、分離症、狭窄症、すべり症など)をお持ちの方は、患部付近への施術は難しい場合があります。
しかし、リスクのある施術を避けることでお悩みの改善は充分に可能ですので、整体を受ける際には疾患の有無や既往歴(過去のご病気やお怪我)をしっかりと施術担当者にお伝えください。

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