褐色脂肪細胞と肩甲骨、そして姿勢

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私たちの身体にある脂肪細胞には、「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」という種類があります。

・白色脂肪細胞は、皮膚の下や内臓など全身に広く分布しており、中性脂肪や糖などを取り込んでエネルギーとして蓄えます。
・褐色脂肪細胞は、褐色色(黒茶色)をした脂肪細胞。白色脂肪細胞を燃焼させて熱を作り出す働きがあります。

褐色脂肪細胞は、主に首や、わきの下、心臓や腎臓のまわりなど、限られた場所にしかないと言われています。
また、加齢とともに減少してしまうため、生まれたての赤ちゃんの『褐色脂肪細胞』を100%とすると20歳までに60%、30歳で40%、40歳で20%にまで減少していってしまうと言われています。

褐色脂肪細胞が活性化すると、肩こりの解消、痩せやすい身体になる等のメリットがあります。
それには、肩甲骨を動かすことが、褐色脂肪細胞を刺激し脂肪燃焼効果を高めるためにとても有効です。

普段の生活の中では、なかなか肩甲骨周りを動かす動作をすることが少なく、肩甲骨周りや肩回りの筋肉は凝り固まる状態が続きます。特に猫背の人は常に筋肉が引っ張られ緊張している状態が続くことになります。

こうなると肩甲骨周り、肩回りの筋肉が硬くなり疲労物質が溜まり込みます。さらに、血管やリンパ管などが圧迫され、血行不良やリンパの流れが悪くなるということが起こってきます。

これがいわゆる肩こりの状態を引き起こす原因になっています。

更に肩甲骨と骨盤には密接な関係があります。背中の部分と腰の部分と離れた場所にありますが、連動して動いているためです。
骨盤が整うと肩甲骨がきれいに立ち、肩甲骨がきれいに動くようになれば、骨盤の動きもよくなります。
椅子などにすわり、ちょっと骨盤を後傾させると肩甲骨が開き肩が内側に入り猫背の状態になりませんか?逆に肩甲骨をギュッと寄せて座ると自然と骨盤が立ち、正しい姿勢で座れます。
肩甲骨周りの筋肉をしっかりと動かし、鍛えられるため、自然と肩甲骨が寄り、骨盤が立つ姿勢をキープしやすくなります。

皆さんも、姿勢を整え、肩甲骨を動かし、痩せやすく代謝の高い身体作りを目指してみてはいかがでしょうか?

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